20坪の平屋で4人暮らし、本当に快適?後悔していない?
小さい家には「管理がラク」「建築コストが抑えられる」など、たくさんのメリットがあります。コンパクトな平屋に暮らしはじめて今年4年目の我が家。
実際に暮らしてみると「ここはもっとこうしておけばよかった…」と感じる点も見えてきました。
わが家が 20坪の平屋を選んだ理由 は過去記事で詳しく書いていますが、今回は「建てたあとに見えた後悔や迷い」にフォーカスしてお話しします。
これから コンパクト住宅 や 平屋の家づくり を検討している方の参考になれば嬉しいです。
🧱 後悔したポイント
① 片引戸ではなく「引き込み戸」にすればよかった

上吊りの片引戸を採用した当初は「掃除がラクで開けた時も省スペースで完璧!」と思っていました。けれど実際は、扉を開けたときに壁と重なってしまい、片方の壁面が活かせないことに後から気づきました。
その壁にはコンセントも付けられず、家具の配置も制限されるという小さなストレスが…。
限られた空間を有効活用したい20坪の家では、引き込み戸の方が使い勝手がよかったのでは?と後悔しています。
② 排水枡の位置を甘く見ていた

外構工事が始まってから気づいたのが、駐車場に9個も設置された排水枡の存在。
土間コンクリートを打つときは高さ調整に追加費用がかかり、車が乗るたびに「フタが割れないか」不安になります。
設計の初期段階で相談すれば移動もできたそうですが、わが家は完全にノーマークでした。こうした見えにくい箇所こそ、後悔しやすいポイントです。
③ 寝室のダウンライトは「使いづらい」

寝室の足元に2つの調光式ダウンライトを設置しましたが、まぶしくて夜は全く使っていません。使うのは掃除や子どもの仕上げ磨きのときだけ。
今なら、引っ掛けシーリングにして後から照明を選べるようにしておいた方がよかったと感じています。
寝室の照明は、用途に合わせて「最低限」にするのが正解かもしれません。
④ 浴室の扉、掃除重視なら「開戸」がおすすめ

夫の希望で、浴室の扉は引き戸を採用。でも、暮らしてみるとレール掃除がとにかく大変。ほこりやカビが溜まりやすく、定期的な掃除が欠かせません。
開閉のしやすさも大切ですが、掃除のしやすさを重視するなら開戸の方が断然ラク。選ぶ前にお手入れのこともチェックし、夫ともっと相談しておけばよかったと反省しています。
⑤ トイレの位置はもっと慎重に決めたかった
わが家のトイレは、リビングに面した「リビングトイレ」。普段の生活では困りませんが、来客時にはどうしても気を使ってしまいます。
とはいえ、トイレが子ども部屋に近いため、子どもが夜1人でも安心して行けるのはメリット。
また、夫(リハビリ職)いわく「寝室のそばにトイレがあるのは老後に便利」とのこと。
メリット・デメリットが混在する場所だけに、もっと悩んで決めればよかったと感じています。
🌿 迷ったけど「結果オーライ」だったこと
① 白い人大シンクはお手入れラクで正解!

キッチンには、憧れの白い人造大理石(人大)シンクを採用しました。
最初は「汚れが目立つかも」と心配していたのですが、実際はお手入れ簡単で、水アカも気にならず快適です。
キッチンハイターなどを使えば、着色汚れもすぐ落ちて白さキープ(※使用は自己責任で)。
明るい白のシンクは、キッチン全体をパッと明るく見せてくれて、家事のモチベーションも上がります。
② 20坪の平屋に4人暮らし、意外と快適

「4人家族で20坪の家って狭くない?」とよく聞かれます。実際に住んでみて思うのは、広くはないけれど困るほど狭くもないということ。
むしろ、
- 掃除がラク
- 空調効率がいい
- 家族の気配が感じられる
など、小さい家だからこそのメリットを感じています。間取りの工夫次第で、20坪でも十分に快適な暮らしは実現可能です。
🏡 後悔しない家づくりのために大切だと思ったこと

家づくりで後悔しないためには、まず「どんな暮らしがしたいか」イメージを膨らませることが大切です。
たとえば…
- 家族みんなでくつろげるリビングにしたい
- 猫と暮らしたい
- 花壇で季節の花を育てたい
- お掃除ロボットが活躍できる間取りにしたい
そのうえで、次のような意識があると後悔を減らせると感じました:
- やりたいことの優先順位を明確にする
- 見た目より「機能」に予算をかける
- 不安なことは工務店に早めに相談する
- 完璧を求めすぎない。
正解探しをしすぎると迷子になるので、「この選択がわが家にとってのベストだった」と思える気持ちの余裕も大切です。
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🌱 おわりに
お気に入りの20坪の平屋にも、やっぱりいくつかの後悔ポイントはあります。
これから小さい家・平屋・コンパクト住宅を建てようと思っている方にとって、少しでも参考になることがあれば嬉しいです。
Instagram(@つのうし|20坪の平屋に暮らす4人家族)でも、「小さな家とちょうどいい暮らし」について発信しています。