「20坪の平屋に家族4人って狭くない?」
はい🙌もちろん私も最初そう思いました。
数字だけ見ると、確かにゆとりある家とは言えません。
でも、入居して4年目。今ではこの家がわが家にとっての“ちょうどいいサイズ”と心から思えています。
今回は、20坪の平屋で心地よく暮らすために工夫していることを、5つに分けてご紹介します。
我が家について

・家族構成:夫、私、6歳と4歳の娘の4人暮らし
・家の広さ:20坪の平屋(2LDK+2畳のファミクロひとつ)
・ライフスタイル:夫は会社員、私は専業主婦(7年目)。
家族の気配をいつも感じられるこの家で、私たちは割と毎日楽しく暮らしています。
狭くても心地よく暮らす、5つの工夫
① モノの持ち方を見直す

こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を読んだあの日から、お気に入りのモノだけに囲まれて暮らすことを目指し続けています。
20坪の家は「狭いからこそ」、本当に使うモノ・お気に入りのモノしか、入るスペースはありません。
家の主役はあくまで住む人、いつか使うかもしれないモノを置くスペースはありません(防災グッズは除く)
子どものおもちゃも、ボックスを用意して、ここに入るだけの定量管理。
クリスマス前は、サンタさんがオモチャを置けるスペースを作るために、毎年オモチャの選抜大会が開かれます。
② インテリアは“余白命”

狭い家だからこそ、視覚的なノイズはなるべく減らしたい。「余白」もインテリアの一部であることを意識して、飾りすぎない置きすぎないようにしています。

家具は高さを抑えたものを選び、キャビネットなどの大型家具は圧迫感を減らすため、脚付きのデザインを選びます。床が見えることで、抜け感ができ、床面積が広がることで部屋を広く感じられます。
また、色が散らからないよう、インテリアの色味は白・木・ベージュ・ブラウン・ブラックで統一するようにしています。
何か飾れそうな空間を、あえて飾らないまま留め、余白を残す、そうすると空間全体が映える気がします。
③今あるモノでなんとかしてみる

空間が限られているからこそ、いつ使うか予定が立たないモノをなるべく持ちたくありません。モノを増やさないために、今あるモノで対応できないか、まず考えます。
たとえば、リビングのソファはデイベッドなので親戚が来た際のベッド代わりに、
座り心地のいいアウトドアチェアは、来客用の椅子に転用したりします。
また、ダイニングテーブルは食事に、子どもの学習に、私の作業場所として使います。
④掃除を行き届かせる

狭い家の大きなメリットは、掃除がラクなこと。
スペースが限られているからこそ、掃除を頑張るモチベーションが湧いてきます。
私は、お掃除ロボットを起動し始めた10分間をリセットタイムと決め、
布団をあげたり、羽はたきで棚の埃を払ったり、キッチン掃除にあてています。
手をかけた分だけ、空間は気持ちよく整い、不思議と自己肯定感まで上がってくるオマケつきです。
⑤空間をお気に入りのものだけにする

小さな家だからこそ、「本当に好きなもの」だけに囲まれた空間を作りやすいのではないか、と思っています。
ブラックパラティッシのオーバル皿、北欧の照明、ブラックチェリーの家具、観葉植物・・・
お気に入りのモノ達は、目に入るたびに嬉しくなって、気づけばお家がだんだんパワースポット化してきます。
“妥協せずに好きなものを選ぶ”ことは、小さな空間でも大きな満足感を生み出してくれます。
それは、小さな家を“好きな家”に変えてくれる魔法なのかもしれません。
おわりに
「もっと広い家にした方がいいのかな?」と、迷った時期もありました。
でも今は、20坪の平屋で心地よく暮らすこの毎日が、私たちにとっての“ちょうどいい”。
狭さは、デメリットではなく「暮らし方次第」。
限られた空間でも、自分たちらしい暮らしはつくれると実感しています。
わが家の暮らしのヒントが、誰かの「ちょうどいい暮らし」づくりの参考になればうれしいです。
