我が家は、延床約20坪の小さな平屋に家族4人で暮らしています。
「小さい家だと固定資産税はいくらくらいになるの?」とSNSのフォロワーさんからよく質問されます。
でも、実際にどれくらいの金額がかかるのかは意外と知られていません。
この記事では、20坪の平屋にかかる固定資産税の金額と支払いの注意点を、入居1年目から4年目までリアルに公開します。
「固定資産税って結局いくら必要?」「小さい家だと負担が減るの?」と気になる方の参考になればうれしいです。
🏠 我が家の固定資産税の条件と前提

固定資産税は、土地や建物の条件、地域によって大きく変わります。まずは我が家の概要をご紹介します。
- 建物:木造平屋、施工面積約20坪
- 土地:44坪
- 地域:中部地方の地方都市(人口約20万人)
- 購入価格:土地+建物で約2,500万円
- 新築減税:入居から3年間、固定資産税が1/2に軽減
新築住宅には「新築特例」という減税措置があり、最初の3年間は固定資産税が2分の1に減額されます。ただし4年目から軽減措置が終了し、税額が一気に上がる点は要注意です。
💡 固定資産税の仕組みと計算方法

「固定資産税ってそもそも何?」と疑問に思う方も多いですよね。
固定資産税は、毎年1月1日時点で土地や建物を所有している人に課税されます。
課税額の計算式:
土地・建物の評価額 × 税率(基本は1.4%)
評価額は自治体が決めるため、同じ広さの家でも地域によって金額が異なります。
新築住宅の場合、原則として最初の3年間は固定資産税が半額になります(長期優良住宅なら5年間)。
注意:この減税は固定資産税だけに適用され、都市計画税は軽減されません。
納税通知書は毎年4月下旬頃に届きます。小さい家の場合、評価額が低めになりやすく、税額も比較的抑えられる傾向です。
📊 入居1年目から4年目までの固定資産税の実額

実際に我が家が支払った固定資産税と都市計画税を公開します。

4年目から減税が終わり、固定資産税部分がほぼ倍額に増えました。この差に驚く方も多いと思います。
💰 固定資産税の支払い方法と家計管理のコツ
固定資産税は年4回の分納も可能ですが、我が家は一括納付を選んでいます。また、支払い忘れを防ぐため、口座振替を設定しています。
特に注意が必要なのは、減税終了後の負担感です。3年目まで約5.5万円を基準に家計を組んでいたので、4年目に8万円を超えたときは「やっぱり固定資産税は高い」と実感しました。
ポイント:固定資産税は毎年必ずかかるランニングコストです。年間予算にしっかり組み込んでおくと安心です。
🔍 小さい家でも固定資産税で驚いたこと・気づいたこと
支払ってみて、いくつか気づいたことがありました。
- 都市計画税も固定資産税と一緒に請求されるため、合計で想像以上の金額になる。
- 新築減税は固定資産税だけ半額で、都市計画税は減額されない。
- 減税終了後、税額がほぼ倍に増えて負担が急に大きくなる。
- 20坪の小さな家でも毎年約8万円の税金がかかる。
「小さい家にしたから安心」と思い込むより、固定資産税は必ず発生すると意識し、家計に組み込んでおくのがおすすめです。
✅ まとめ|固定資産税も含めて安心できる家計計画を
我が家の固定資産税は新築減税終了後、年間8万円以上かかることが判明しました。
小さい家でも、固定資産税は思った以上に存在感があります。わが家の場合、入居後50年の総額を試算すると、およそ310万円になりました。
これから家を建てる方は、固定資産税を「維持費の一部」と考え、しっかり予算に含めて計画してくださいませ。