今年の夏は本当に暑いですね。
わが家は20坪の平屋に暮らす4人家族。使っているエアコンは、リビングに設置した1台のみです。
「高気密高断熱の家ならエアコン1台で十分」と聞いたことがあっても、実際のところはどうなのか。そして気になる夏の電気代はどれくらいになるのか。
今回は、2025年8月のリアルな電気代と、わが家が実践しているエアコン1台で家中を涼しく保つ工夫をご紹介します。
わが家の基本情報

- 家の広さ:施工面積20坪・平屋
- 家族構成:大人2人+子ども2人(4歳・6歳)
- 間取り:リビングを中心にすべての部屋が直接つながるコンパクト設計。廊下は最小限で、冷気が届きやすい。
- エアコン:三菱電機「MSZ-NXV5622S-W」18畳用をリビングに設置
わが家は高気密高断熱仕様で、断熱材やサッシ性能が高く、外気温の影響を受けにくいと言われています。この性能が、エアコン1台で快適に過ごせる大きな理由になっています。
2025年8月の電気代公開

- 2025年8月(7/9〜8/11):18,104円
- 2024年8月(7/9〜8/8):15,788円
昨年より+2,316円(+17%)の増加。
今年は連日猛暑日が続き、熱中症警戒アラートも頻発。さらに小学生の娘が夏休みで日中在宅時間が長くなったことを考えると、この増加幅はまあまあ許容範囲です。
ちなみに、中部電力の比較では類似家庭100世帯中29位と、省エネ度は上位に入っていると言えるのではないでしょうか。

電気代を抑えながら快適に過ごしたエアコン使用パターン
- 朝6時前に窓を開け、外の涼しい空気を取り込み換気
- 日中は弱冷房除湿(たまに冷房28℃)でつけっぱなし
- 夜中1時頃にタイマーでオフ
除湿モードは湿度を下げることで体感温度を下げられます。また、弱冷房除湿は冷房より省エネになる場合があります。
エアコン1台で省エネかつ涼しく過ごすための3つの工夫

- 朝の涼しい時間に空気を入れ替える
外気温が低い朝のうちに換気し、室内の温度を上げないよう努めます。また、外気温が上がる前にエアコンを稼働させると、起動時の消費電力を抑えられます。 - 使う部屋は開放、使わない部屋は閉鎖
冷気を家全体に行き渡らせるため、生活している部屋のドアは開け放ちます。逆に使っていない部屋は閉めて、冷気のロスを防ぎます。 - 除湿モードから始める
まずは弱冷房除湿で稼働し、暑さが厳しい時のみ冷房へ切り替え。冷房は室温が28℃になるように調整し、風量・風向は自動設定にしています。
小さい家でエアコン1台生活のメリット・デメリット
メリット
- 除湿でも十分涼しい 外気温30.3℃の時、室温27℃前後をキープ可能。湿度が下がるだけでも快適さは大きく向上します。
- 掃除・管理がラク フィルター掃除やメンテナンスが1台分で済むため、家事負担が軽減されます。
- コンパクト間取りに最適 高気密高断熱+一続きの間取りなら、1台でも家全体に冷気が回ります。
デメリット
- 冷えるまでのタイムラグ リビング→子ども部屋→寝室→脱衣所…と、奥の部屋ほど涼しくなるのに時間がかかります。この辺はサーキュレーター併用で改善可能です。
まとめ:高気密高断熱×間取り次第でエアコン1台は可能
わが家の2025年8月の電気代は18,104円。
猛暑の夏でも、4人家族でこの金額なら賃貸時代より抑えられているので、合格点です。
高気密高断熱+廊下の少ない一続きの間取りなら、エアコン1台でも快適に過ごせる可能性があります。
電気代を抑えながら涼しく暮らすためには、除湿モードの活用や冷気の通り道づくりなど、ちょっとした工夫がポイントです。
以上、記録的猛暑となった2025年夏の、わが家のリアルな電気代とエアコンの使い方をご紹介しました。